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By Yukiko Yamasaki

アメリカでは公立学校の学校区はとても重要視されます。日本と違ってエリアの格差が大きいアメリカでは公立学校の格差も大きく、各学校の様々な統計が毎年公になります。生徒の試験におけるスコアは当然のこと、卒業率、人種の比率、政府からの給食代補助を受けている児童の率まで、、、。さらに様々な学校を格付けする有名サイトもあり、保護者などがレビューを投稿することもできます。

https://www.schoolgrades.org

https://www.schooldigger.com

などがよく知られているウェブサイトです。

そして、この学校区、不動産にも大きく関わる項目で、一般的には「学校区がいい場所=物件も高め」という方程式があります。私のところにもこちらにお引越しを考えていらっしゃる方々から「学校区がいいところはどこですか?」というお問い合わせを頻繁にいただきます。そのご質問に対する答えをまとめてみました。

  1. 幼稚園から高校まで全体的にいいところはかなり限られる。エリアでいうとOdessa, Lutz, Fishhawk, South Tampa, Palm Harbor, Wesley Chapelの一部など。
  2. 小学校までならグレードの高いところがもっと数多くあちこちに点在する。
  3. グレードは毎年変わる。低かったところが高くなっていったり、その反対もある。(一気に大きく変動することはあまりないが徐々に変動はある)
  4. 学校区は年度によって変わることもある。(新興住宅地で児童数が増えると新しい学校が出来ることもある)

1)に関しても、実際に市やエリアの名前が学校区と一致するとも限りません。公立学校は基本的にCountyごとの管轄になっていて、そのCountyの中で校区が決められており、小学校(幼稚園も小学校に含まれる)→中学校→高校と生徒数が増え、学校の数が減り、校区が広範囲になっていきます。

ですから2)に書いたように、小学校だけならグレードが高いとされていた学校も、もし近隣にグレードが低い学校があり、その両方の校区が一つの中学校に入るとするとグレードに変化が出る可能性が高くなるのがお分かりでしょうか?高校になればさらに校区は広がります。

下の図では赤い印のある場所を例にしてみました(実際には私のオフィスのある場所ですが)。ここの住所の場合左から、小学校、中学校、高校と随分校区が変化、拡大しているのがお分かりかと思います。さらに興味深いことには、オフィスの住所はPalm Harborになりますが、実際に割り当てられている校区があるのは、小学校はOldsmar、中学校はPalm Harbor、高校はTarpon Springsとなっています。

このように、結構複雑な校区で選ぶお家探しは、よく調べることが重要です。

住んでいるところで自動的に行く学校が決まる一般的な公立校だけでなく、Magnet School, Fundamental School, Charter Schoolなどの特別な目的を重んじる公立校も増えており、こういう学校は校区とは関係ないので、必ずしも住んでいる場所の指定校に行かなければならないということではありません。とはいえ、大半の子供達は割り当てられた校区の公立校に通うので、将来売る場合にも良い校区にある物件はプラスアルファの価値がつくことが多いのです。

こちらのページにタンパベイエリアの主なカウンティの公立学校のHPへのリンクが掲載しています。

私の個人的な意見としては、グレードが高いに越したことはないですが変動もありますし、先生との相性もあり、参考にするのはいいとは思いますが絶対的なものでもないとは思います。