タンパエリアにお引越しを考えていらっしゃる方から賃貸物件のお問い合わせをいただくことがあります。お仕事や留学で一定期間だけの滞在予定の方々や、購入する前にまずは賃貸で地元の様子を理解したいと考えていらっしゃる方々と様々です。
アメリカでは不動産仲介はほとんどの場合、売買の際に行われるもので、賃貸物件に関してはアパート、戸建てにかかわらず、ほとんどの場合は不動産仲介のために借主側不動産エージェントが仲介に入ることはありません。しかし例外的に、西海岸や東海岸の大都市では賃貸物件仲介サービスを提供している不動産会社が存在します。さらに日本人駐在員の方々が多い地域にも賃貸不動産斡旋をしている日系不動産会社があります。しかし、フロリダ(タンパを含む)にはありません。
近年、タンパエリアでも主に駐在員の方々向けの賃貸物件仲介サービスの必要性を感じ、ご希望の方のニーズにお応えするため、場所選びや地元情報に関するご相談から、物件内見、契約サポート、ご退去時までのサポートを一括にお世話するお引越しサポートサービスを提供させていただくことになりました。
お引っ越しサポートサービスに関してはこのページをご覧下さい。
タンパエリアではビーチなどのリゾートエリア以外で短期賃貸(7ヶ月未満)が可能な物件や家具付物件は稀です。短期の家具付物件をご希望の方は長期滞在型のホテルなどを利用されることをお勧めします。
アパートコミュニティの場合はリースオフィスがある場合が多く、通常そこに担当者がいます。それ以外の物件はその物件管理会社やエージェント、または大家さんと直接やりとりをして契約を取り交わすことになります。以下、その流れになります。
1 | 借りたい物件が見つかった場合は、賃貸申込書(Rental Application)を申込料(Application Fee)と一緒に提出します。こ の時に申込書には、その物件に住む予定の18歳以上の方々の情報を細かく記載する必要があり、その方のクレジットチェック(信用調査)やバックグランドが調べられます。 さらに家賃の約3倍の月々の収入があることを条件にされる場合が一般的なので、給与証明などの提出が必要になります。 日本からアメリカに転勤や留学でいらっしゃる方は、この時点で他の方法で身元や収入を証明する方法を提示して交渉することが必要になる可能性があります。 この調査時に基準に達しなかったり、申込書に書いた内容を証明できない場合はこの時点で却下される可能性があります。 |
2 | ペットがいる場合は、ペット可の物件でも、通常ペットの種類や数が制限されています。 特に犬の場合は大型犬や「攻撃的」とみなされている犬種は初めから断られる場合がありますので、申込みに至る前に詳細を問い合わせるのが賢明です。 |
3 | 申込みが受領されると、契約書を交わします。 ほとんどの場合、スタンダードな形の賃貸契約書を取り交わし、12ヶ月契約が最も一般的です。 早期解約をしてしまうと、残っている月の分を請求される可能性が高くなりますので、契約書の内容をよく理解しておくことが大切です。 |
4 | 契約時に、通常は家賃の3ヶ月分(保証金、最初の月、最終月)を最初に収め、契約終了時に綺麗な状態で退去すれば保証金は戻ってくるのが一般的です。アパートの場合は保証金や入居時にかかる費用が家賃3ヶ月分より少ない場合もよくあります。 ペットがOKな場合はペット用の保証金を請求されるのが一般的です。 |
5 | 入居後、契約時と状況が変わる場合(住んでいる人が増える、ペットを飼うことにした等)は必ず管理会社または大家さんに事前に知らせて許可を取る必要があります。 勝手に又貸しをしたりすることは大抵の場合、契約違反になり、大きな問題に発展する可能性があります。 |
6 | 入居時には管理会社または大家さんと一緒に入居時の物件の状態をチェックし、もし不備がある場合(傷や壊れているところなど)がある場合はきちんと書面で残しておくことが大切です(後からそれで反対にクレームを受けないように)。 |
1)賃貸物件リンク
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お問い合わせ先
ブロック山崎由紀子(Yukiko Yamasaki Block)
Email: TampaRealtorYuki@gmail.com