By Yukiko Yamasaki

来週はここタンパでSamurai Blueのワールドカップに備えてのキャンプ中の国際親善試合があります。来週月曜日の夜9時からというスケジュールですが、みんなで応援に行ってきます! すっかり夏の到来といった感じのタンパで、ほとんど晴れていることが多いのですが(サンシャインコースと言われる位です)暑さのため水蒸気がたまり 午後の後半になるとお決まりのにわか雨が降ります。 試合当日お天気がいいことを願っています。

さて、久々の不動産レポートです。去年後半までの勢いはなくなりましたが、健全な成長ぶりの不動産市場です。 とはいえ、2014年度の物件価格の上昇率はフロリダではタンパが一番だという予測をしている経済記事もいくつか見ました。 実際にタンパベイのあちこち(Pinellas County, Hillsborough County, Pasco Countyなど)を運転していてもあちこちで 新築物件が建っています。まだ需要のほうが多い市場ですので新築物件のニーズも多いのです。 以下2014年4月のグラフです。
(以前のレポートはカテゴリーから「不動産統計レポート」を選んでご覧下さい)

Real Estate Stat April 2014

Real Estate Stat April 2014

Greater Tampa Bay Real Estate Stats April 2014 (戸建て物件)

左から今年の4月の統計、去年の4月の統計、その2つを比べた数値、となっています。

“Closed Sales”とは実際に売買が成立した「売れた」物件数です。1年前に比べるとほぼ2.4%とかすかに増えています。住宅市場は順調に回復していますが、売りに出ている物件がまだ少ないことと、ローンを組む場合はその審査がどんどん厳しくなっているのもそれほど増えていない理由かと思われます。

“Paid in Cash”はその「売れた」物件数のうち、現金で(ローンを組まずに)購入された物件数。-21.3%と大きく減少。一般的には投資家が多いかどうかの目安になります。(投資家は現金で買う場合が多いので)これもやはり一年前には超お買い得物件がたくさんあったのに比べ、今ではそう簡単にフリップ出来る物件が少なくなってきたからだと考えられます。この表は戸建て物件を対象としていますが、コンドミニアムや低い価格帯の物件、または海外からのバイヤーに人気のある場所の場合などは現金買いが増える傾向にあります。

”New Pending Sales”は新たに売買契約に入って、まだ売買が完了していない物件数です。あまり変化はありません。

“New Lisitngs”は新たに市場に売りに出た物件数です。こちらも順調に増えています。家の値段が上がってきたので以前より売る人が増えてきています。または値段的にもショートセールにしなくてもどうにか売れそうな値段になってきたからです。

“Median Sale Price”は「売れた」物件の中間価格ですが、1年前に比べ、6.3%と順調な伸び。

“Average Sale Price”は「売れた」物件の平均価格です。こちらも順調に8.4%の伸び。

“Median Day on Market” Days on Market(略してDOMとも言う)は物件が売りに出てから(Listing)契約に入るまで(Pending)の日数です。ここではその日数の中間を取った数字です。これも39日から53日とのびていますが、これも加熱した状態をぬけたことを表しているかと思います。

”Average Percentage of Original List Price Received”とは売りに出た時の価格に対して(List Price)、実際に売れた(Sold)価格を比べたパーセンテージです。今年の4月では約93.3%ですから、例えば100000ドルが売りに出た価格(listing price)の場合、93300ドルで売れたという計算になります。ほとんど変わりありません。

“Pending Invetory”とはいわゆる影の在庫と言われるもので、差し押さえになったけれども売りには出ていない物件です。これが減ってきているのも健全な市場に向かっていると言えるでしょう。タンパエリアは全国的に見ても差し押さえ物件が多いです。

“Inventory (Active Listing)”は現在売りに出ている物件の数で、35.5%と飛躍的な伸びです。やっとバイヤーが選べるくらいの余裕が出始めた感があります。

“Months Supply of Inventory”は「今の調子で物件が売れて行けば、買える家の在庫が何ヶ月でなくなるか?」という数字を月数であわらしています。28%も増えており、かなり良い感じにバランスのとれた市場になってきています。住宅不況の頃はこの数字が異常に高く、そしてその後異常に低くなっていましたが、一般的には6ヶ月というのが一番健康的かつバランスがとれた市場だと言われていますので、まだ少し売手市場だと言えます。

******** 上記の統計のフルバージョンをご希望の方は下記のフォームからご連絡いただければ、無料で情報お送りいたします。100ページほどあります。(^_^;A

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