
フロリダの春はカラッと晴れて湿気もなく、気温も過ごしやすい最高の時期です。コロナのワクチン接種もどんどん進んできて3月22日からは50歳以上なら誰でも無料でワクチンを接種できるようになっています。まだ屋内施設に入る場合はマスク必須の場合が多いですが、それ以外は以前のようなピリピリした緊張感もいい意味で減ってきた感じがします。ちなみにタンパベイではマイアミビーチでみられるような春休み客の大騒ぎはありません。
非常に強い売り手市場が続いていて、価格上昇及び物件不足に拍車がかかっています。発表になったばかりの2021年2月分のHillsborough County, Pinellas County, Pasco Countyの戸建て物件の統計を掲載します。コンドミニアムやタウンハウスの統計も別にありますので、ご希望の方はメールいただければお送りします(無料サービスです)。ちなみにTampa市はHillsborough County、St PetersburgやClearwaterはPinellas Countyにあります。
以下の表の説明です。全ての郡(County)の統計に共通していますが、2021年の2月とその一年前2020年の2月の数値、およびそれらの数値の変化を%で示しています。去年の2月の時点ではフロリダではまだコロナの脅威はほとんど感じられていない時期です。
Closed Sales :売却完了件数
Paid in Cash: 売却完了件数のうち住宅ローンを組まずに現金で支払った件数
Median Sale Price: 実際に売れた中間価格
Average Sale Price: 実際に売れた平均価格 – 中間価格と差が大きい場合は高額物件が平均価格を上昇させているからと思われます。
Dollar Volume: 総売上金額
Median Percent of Original List Price Received: 元々売りに出した価格(List Price)に対して実際に支払われた価格(交渉などで安くなるなどして)の割合 – 現在の市場では、ほぼ交渉の余地がないことが伺われます。
Median Time to Contract: 売りに出してから正式な売買契約に入るまでの期間(中間の数値)
Median Time to Sale: 売りに出してから売却手続きが完了するまでの期間 (中間の数値)
New Pending Sales: この月に新しく契約中になった件数
New Listing: この月に新しく売りに出た物件数
Pending Inventory: この月の終わりに契約中(pending)になっている物件の総数
Inventory (Active Listing): この月の終わりに売りに出ていて契約に入っていない物件の総数
Months Supply of Inventory: 現在の市場の状態のまま新しい売り物件が出てこないと仮定した場合、どのくらいの期間で売り物件がなくなってしまうかという過程の数値だが、市場の状態を表すのにとても良い指標となる数値。5.5ケ月が売り手と買い手のバランスの良い市場とされています。現在全てのCountyで1ヶ月を切っているので、いかに売り物件が少ないか、またすぐに契約に入ってしまうかがわかります。
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ブロック山﨑由紀子
TampaRealtorYuki@gmail.com
by Yukiko Yamasaki Block