
9月も中旬になりましたが、ここタンパベイはまだまだ夏です。
とはいえ、ここ3−4日ほど毎日のように降るスコールがありません。暑い暑いとは思っていても実際にはそーっと秋が忍び寄っているんでしょうね。
そういえば朝の散歩時も風が涼しくなりました。
今回は2013年7月分のGreater Tampa Association of Realtors(タンパベイに広がるリアルター協会)発表の統計を
もとに現在の市場のお話をしたいと思います。
まずはこのチャートをご覧下さい。
季節的な変動などもあるので今年の7月と昨年の7月を比べたチャートになっています。
一番右のコラムがそれを比べたパーセンテージです。
“Closed Sales”とは実際に売買が成立した「売れた」物件数です。1年前に比べるとほぼ20%増えています。
“Paid in Cash”はその「売れた」物件数のうち、現金で(ローンを組まずに)購入された物件数。これは30%増えています。一般的には投資家が多いかどうかの目安になります。(投資家は現金で買う場合が多いので) ”New Pending Sales”は新たに売買契約に入って、まだ売買が完了していない物件数です。こちらも好調。
“New Lisitngs”は新たに市場に売りに出た物件数です。これも家の値段が上がってきたので以前より売る人が増えてきています。
“Median Sale Price”は「売れた」物件の中間価格ですが、1年前に比べると、なんとほぼ30%も上がっています。。。
“Average Sale Price”は「売れた」物件の平均価格です。
“Median Day on Market” Days on Market(略してDOMとも言う)は物件が売りに出てから(Listing)契約に入るまでの日数です。ここではその日数の中間を取った数字です。これは42日から35日と短くなっていることがわかります。(売れるのが速くなっている)”Average Percentage of Original List Price Received”とは元々の売りに出た時の価格に対して、実際に売れた(Sold)価格を比べたパーセンテージです。今年の7月では約96%ですから、例えば1000000ドルのうちならば、96000ドルで売れたという計算になります。(*1 下記でさらに説明します。)
“Pending Invetory”とはいわゆる影の在庫と言われるもので、差し押さえになったけれども売りには出ていない物件です。去年の統計はありません。これがまさに闇の部分で、いったい一般の市場にでてくるのか?でたとしてもいつになるのか?など謎の多い部分です。
“Inventory (Active Listing)”は現在売りに出ている物件の数で、減ってきています。
“Months Supply of Inventory”は「今の調子で物件が売れて行けば、買える家の在庫が何ヶ月でなくなるか?」という数字を月数であわらしています。これも約30%ほど減少しています。(*2 下記でさらに説明します。)
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*1 現在住宅在庫数が少ないのが買い手(バイヤー)にとっては一番の問題です。いい物件が出るとバイヤーからの複数オファーがはいるのも珍しくはありません。その競争に勝つためにはオファーの価格を高めに設定するので、このパーセンテージが高くなります。お買い得物件の場合はList Priceより高いオファーが入ることもあります。
*2 在庫が少なくなりこの数字が6ヶ月を切ると、一般的に売り手市場(Seller’s market)と言われているので、現在はこの数字でみる限りはかなりの売り手市場と言えます。
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