
by Yukiko Yamasaki Block
ペットは大切な家族という方も多いかと思います。私も大の動物好きです。
でも意外と制約が多いのも事実です。賃貸はもちろん、持ち家でも制約がある場合があります。
アパートやマンションの場合、賃貸、持ち家に関係なく、まずはそのコミュニティーの規則が原則全員に適用されます。
ペット禁止というところもありますし、ペットフレンドリーと謳っているところでも、大きさや頭数に制限があることが多いので
確認が必要です。小さめ(例えば20ポンド以下など)の動物を2匹まで、などです。一般的には大型犬や3匹以上などは禁止されているところが
多いです。とはいえ、超大型犬でもOKなアパートなどもあるので諦める必要はありませんが、数は少ないです。
ドッグフレンドリーなコミュニティではドッグパークや散歩道などが整っているところも多いです。ただし犬の糞のマナーにはとても厳しいところが多く、
糞の放置を防ぐために、入居時に飼い犬のDNAテストをしてその情報を登録し、糞が放置されている場合はDNAで飼い主は誰かが特定され罰金を課されるというのも珍しくありません。
犬種も制限対象になることが多いです。アパートやマンションの集合住宅はもちろん、一軒家を借りたりする場合、さらにお住まいのHOA(HOAとは何か?という記事はこちら>https://floridafudosan.com/what_is_hoa/)の規則にも入っている場合があります。
それはどういうことかというと、犬種によって人を噛むなどの攻撃的な性格を帯びている場合が多い、ということです。噛んだりして怪我をさせた場合、飼い主側がHomeowners Insurance(これに関する記事はこちら>https://floridafudosan.com/homeowners-insurance/)を使って賠償することになるのですが、リスクが高い犬種だと保険会社から拒否されることが多いのです。
ちなみにどのような犬種がこのリストに入っているかというと(保険会社によっても違います)以下の通りです。
- Pit Bulls & Staffordshire Terriers (ピットブル系)
- Doberman Pinschers (ドーメルマン・ピンシャー)
- Chows (チャウチャウ)
- Rottweilers (ロットワイラー)
- Presa Canarios (プレサ・カナリオ)
- German Shepherds (ジャーマンシェパード)
- Great Danes (グレートデン)
- Akitas (秋田犬)
- Siberian Huskies (シベリアンハスキー)
- Wolf-hybrids(オオカミの血筋の犬)
飼えるペットも通常は犬猫などで、豚や鶏、馬などの家畜も通常は飼えません。馬などが飼えるとことはその区域(zoning)が馬を飼っても良い地域であること、さらに土地の広さによって頭数が決められている場合もあります(1エーカーに1頭など)。
自由の国アメリカといえども、ムツゴロウ動物王国のような生活はなかなかチャレンジが多いのです。